撮影の衣装を支持する瞳さん。
「あんたはこれ」
「は、はい」
他のモデルさんとは違い、
雑に渡される衣装。
「雪ちゃん…大丈夫?」
更衣室に入る時、心配そうに
小声で声をかけてくれた鈴さん。
「大丈夫です」
笑って答えるけど…本当はつらい。
元カノに認めてもらえないからじゃなく、
同じ仕事場の人としてこの扱いは…
本当につらい。
「雪?」
廊下を歩いてると後ろからかけられた声。
大荷物を持った光輝があたしのそばに
歩いてくる。
「なんか元気ないな…何かあった?」
心配そうにあたしの顔を覗き込む。
「なんでもないよ…大丈夫」
「そっか。なんかあったら俺に言えよ」
「うん、ありがとう。
じゃああたし撮影あるから…」
光輝に笑顔を向けてスタジオに向かった。



