Seven...YUKI



生ぬるい先輩の舌が硬く閉じたあたしの
唇をこじ開ける。



そのたんびに体中がぞくぞくして、
入ってきた先輩の舌をあたしは
思いっきり噛んだ。



「ってぇ…わぁ!!」



先輩から離れて思いきり先輩を川へ
突き飛ばして走って逃げた。



涙が止まらない。



嫌だ…気持ち悪い。



先輩のタバコの味が口の中にする。



…誰か…誰か…。



…丈。



「え…?」



今…あたし。



「なんで丈の顔が?」



最悪だ。



こんな状況で丈の顔が浮かぶなんて。



「…愛莉」



この声…。



「実花…先輩?」



いつのまにか待ち合わせ場所に
ついてて振り返ると実花先輩がいた。



だめだ…こらえられない。