Seven...YUKI



「俺は探してたんだ、そんな女の子。
実花は真っ黒にしか見えないし、
他の女だって色がころころ変わっちまって
つまんねぇ…」



「…えっ…きゃあ!!」



いきなり腕を掴まれたあたしは
相田先輩に押し倒された。



「ちょっ…やめてください!」



「俺は…愛莉ちゃんに本気だよ?
実花が君に何かしても絶対守る。
だから…俺のものになれ」



ぞくっ…



先輩の唇があたしの首筋に触れる。



気持ち悪い…。



触れた場所がどんどん汚れてく気がした。



「好きだよ…愛莉」



先輩のきつい香水が香ってくる。



逃げようと思っても逃げられない。



「やめてっ!…やだっ!」



「俺のものになれ…」



だんだん近づいてくる先輩の顔。



「いやっ!…あっ…んっ…」



あたしは先輩にキスされた。



気持ち悪い先輩の唇。