「俺は探してたんだ、そんな女の子。
実花は真っ黒にしか見えないし、
他の女だって色がころころ変わっちまって
つまんねぇ…」
「…えっ…きゃあ!!」
いきなり腕を掴まれたあたしは
相田先輩に押し倒された。
「ちょっ…やめてください!」
「俺は…愛莉ちゃんに本気だよ?
実花が君に何かしても絶対守る。
だから…俺のものになれ」
ぞくっ…
先輩の唇があたしの首筋に触れる。
気持ち悪い…。
触れた場所がどんどん汚れてく気がした。
「好きだよ…愛莉」
先輩のきつい香水が香ってくる。
逃げようと思っても逃げられない。
「やめてっ!…やだっ!」
「俺のものになれ…」
だんだん近づいてくる先輩の顔。
「いやっ!…あっ…んっ…」
あたしは先輩にキスされた。
気持ち悪い先輩の唇。



