朝から休憩になるたんびに来てたけど…
まさか放課後まで。
「ねぇねぇ、どっか遊びに行かない?」
「いいです」
「いいじゃ~ん、ほらっ!おごるから」
そう言って無理やり腕を掴まれた。
やだっ…!!
「ちょっと!竜!?」
後ろを振り返ると今朝、
相田先輩を追いかけてた先輩達。
「げっ、実花!
あっ…じゃあ愛莉ちゃんまた今度~」
あっけなく手を離して友達と
自転車で逃げていった先輩。
「ちょっと!竜…」
「あのっ!」
おもわずあたしは先輩の腕を掴んだ。
掴んだ瞬間睨まれた。
「何?」
怖い…。
「あのっ…相田先輩の彼女さん
ですよ…ね?」
「それが?何?竜をもらうって宣言?」



