Seven...YUKI



「どういう意味?」



「相田先輩とそういう関係に
なっちゃうと、彼女にさんざん
いじめられるって噂あるし」



「い…いじめって?」



「う~ん…聞いた話だからよく
分かんないけど…。
とにかくひどい目に合うらしい」



そんな…。



あたしは思わずうつむいた。



「あっでも、相手にさえしなければ
大丈夫だって!」



「でも…その仲間達もいるんでしょ?
男の力なんて…」



そう…。



男の子の力ってすっごく強い。



なめたら痛い目にあうのは
あたしよく知ってるもん…。



「まぁ大丈夫。
そんな落ち込むことじゃないよぉ~」



友達は勢いよく背中を叩いて
笑いながら自分の席についた。



何よ~…他人事だと思ってさっ?



でも…本当に気をつけないと…。



って…思ったのに。



「愛莉ちゃ~ん」



また…。