Seven...YUKI



「あっ、ちょっと!竜!?」



「えっ…やべぇ!!」



そう叫んで教室から出て行き、
やってきた3年生の女子の先輩に
追っかけられて逃げていった。



はぁ~…。



「ちょっと愛莉?」



丈の話題で盛り上がってた友達が
あたしのとこにやってきた。



「今のって3年の相田竜(アイダ リュウ)
先輩とその仲間達よね?」



そ…その仲間たち?



「さぁ?あんまり知らない…」



「うそっ、だって福井先輩が来るまで
この学校の頭だった人だよ?」



「えっ…そうなの?」



ってか…今は丈が頭なんだ。



なんか納得。



「うん。まぁ、福井先輩と同じ感じ?
けんかが強くて問題児。
そのうえ女ぐせ悪くて相田先輩の
彼女なんて毎日のようにキレてるもん!」



「えっ…彼女いんの?」



「うん。さっききた人じゃない?
ってかこの学校の名物じゃん」



名物って…。



「愛莉気に入られちゃったね~。
気をつけなよ?」