Seven...YUKI



結構モテるんだもんね…あいつ。



だったら…あたしにあんなことしなくても
相手なんていくらでもいるじゃん。



そう考えたら妙に腹がたってきた。



女子達が騒ぐ場所から離れて
1人席についたけどいらいらは復活。



ったく…あんな奴のどこがいいのか…。



「愛莉ちゃん?」



ん?



見上げると2~3人の男子があたしの
机の周りに立っていた。



「ねぇ、愛莉ちゃんってさぁ~
福井丈のこと全然気にかけてないよね?」



「あ~いうタイプってあんまり
好きじゃないの?」



「え…そういうわけじゃ…」



「え~めっちゃ可愛い!!
ってか…すっごいきれいな瞳してるね~」



そういってあたしの顔に急接近。



思わず目をそらした時に気がついた。



…この人たち3年生だ。



上靴の色が違う。



なんで3年生が1年生の教室にいんの?



「あのっ、やめっ…」