Seven...YUKI



次の日、重たい体を起こして
学校へ行った。



「愛莉おはよ~」



「おはよっ」



教室は朝だというのに異様なほどの
盛り上がり。



「なんかあったの?騒がしくない?」



「えっ、愛莉知らないの?
2年の福井先輩いるじゃん?」



福井って…丈のこと?



「うん…それが?」



「なんか昨日ね?
めっちゃ派手な女の人とラブホに入るとこ
うちのPTAに見つかったらしくて」



昨日って…。



丈は自分の部屋から一歩も出てない
はずなのに…。



「それでもこりてないのか今日なんて
朝っぱらから3年の先輩相手に
体育館裏でやらしいことしてたらしいよ?
たまたま先生が見かけて今しかれれてる」



「はっ!?」



何…考えてんの?



思いっきしのバカじゃん…。



「あっ!福井先輩!」



「きゃあ~!!」



教室の窓から外に向かって
手を振っている女子達。