次の日、重たい体を起こして
学校へ行った。
「愛莉おはよ~」
「おはよっ」
教室は朝だというのに異様なほどの
盛り上がり。
「なんかあったの?騒がしくない?」
「えっ、愛莉知らないの?
2年の福井先輩いるじゃん?」
福井って…丈のこと?
「うん…それが?」
「なんか昨日ね?
めっちゃ派手な女の人とラブホに入るとこ
うちのPTAに見つかったらしくて」
昨日って…。
丈は自分の部屋から一歩も出てない
はずなのに…。
「それでもこりてないのか今日なんて
朝っぱらから3年の先輩相手に
体育館裏でやらしいことしてたらしいよ?
たまたま先生が見かけて今しかれれてる」
「はっ!?」
何…考えてんの?
思いっきしのバカじゃん…。
「あっ!福井先輩!」
「きゃあ~!!」
教室の窓から外に向かって
手を振っている女子達。



