Seven...YUKI



また寝てる…。



本当に…丈に似てる。



「…丈…」



…何言ってんだろうあたし。



ばか!…丈はもういないのに。



この人は光輝だよ?



あっ…起きたかも。



「…光輝…」



そう呼ぶと光輝はあたしに向って
手を伸ばしてきた。



え?…何?



伸びた手はそのままほっぺに触れた。



「…光輝?」



寝ぼけてるのかな…。



「ひ…とみ」



え…。



ひとみ…瞳?



そう言ってあたしににっこりした光輝に
かっとして頬に触れてた手を
あたしは振り払った。



それで目が覚めたのか、



「え…雪?」