あたしは寝室から出て隣の部屋に行った。
昨日香奈さんが買ってくれた服の中から
適当に服を選び部屋から出た。
「あっ!雪ちゃん!おはよう!!」
部屋から出ると同時に
玄関の方から声が聞こえる。
あたしはそのまま玄関をのぞいた。
「あっ…おはようございます、香奈さん」
「朝ご飯食べるでしょ。降りておいで」
あたしは小さくうなずいて
長い廊下を歩き階段を降りて
ダイニングに向った。
ダイニングに入ると昨日の夕食とは
全く違って普通の朝ごはんが
テーブルの上に並んでいた。
テーブルには社長さんと奥さんがいた。
「おはよう、雪ちゃん」
「おはよう。こっち座って」
「おはようございます社長さん、奥さん」
「なんか固いな~光輝みたいに
おじさんおばさんでいいんだよ」
「でも…」
橘財閥の社長さんと奥さんを
そんな呼び方…。
そこまで長い付き合いでもないのに。
「そうよ?雪ちゃんは光輝くんの
家族みたいなものなんだから」



