ベッドから降りて隣の部屋に行く
光輝についていった。
「えっとねぇ~…。ステーキ!」
「あっまじ!?」
「うん、あとお風呂も今
入ってきたんだけど…
すっごいでかいの!
温泉とかよりも全然」
あたしはちょっとテンション高く
説明しながら部屋にあるテレビをつけた。
「そっか。よかったな」
そう言って笑った光輝。
「雪…あれなんだ?」
光輝の声に振り返ると香奈さんに
買ってもらった物を指差す光輝。
「ん?あぁ、そうだ。
香奈さんがね、病院に行った後に
嫌なことがあった時はパーッと
買い物するのがいいのよ!とか言って
買ってくれたの」
「買ってくれたって…あれ全部?」
さすがの光輝もびっくりしてる。
そりゃそうだよね。
だってこれだけ広い部屋の隅がほとんど
物で埋め尽くされてるんだもん。
「うん。こんな高いものいいですって、
って言っても聞く耳もたずっ!
って感じでぽいぽい買っちゃって…。
お金持ちって怖いよね…」
あたしの言葉に納得したように
無言でうなずく光輝。



