「はいはいはい。
お呼びですかだんなさま」
「2階のつきあたりの部屋
が開いていたよね?用意してくれ。
しばらくの間光輝と雪ちゃんを
ここで預かることになった」
「まぁまぁ。そうですか。
ただいま用意いたします」
「あっ。ヨネさん!車の用意もお願い」
部屋から出て行こうとしたヨネさんに
そう言ったのは橘香奈。
「は?お出かけですか、お嬢さま」
「雪ちゃんを病院に連れて行くわ」
病院?
「はいはい。分かりました。
それでは後ほど」
そう言ってヨネさんは部屋を出て行った。
「香奈さん。病院って…」
あたしがそう聞く前に光輝が聞いた。
「襲われたんでしょ?
子供でもできてたら大変じゃない」
そっか…やっぱり女の人だな。
男の人はなかなか気づかないのかも。
「ほらっ。雪ちゃん行こう」
「あっ…はい」
あたしは香奈さんに背中を押されて
立ち上がった。



