「俺は…適当にどこかにいますから」
「いや。光輝。お前もここにいなさい。
部下にお前の顔が知られてると
お前だって何をされるか分からない」
「それに…もうこの場所。
松田にばれてるしね?」
「え?」
いつのまにか窓のとこに立ってた
橘香奈は窓の外を見ながらつぶやいた。
光輝は急いでそこに駆け寄り
窓から外をのぞいてる。
もしかして…もうここまで来たの?
あたしはワンピの裾をぎゅっと握った。
「この様子だと…今出たら
光輝はすぐにつかまっちゃうよ?
それにあんたとあたしの
仕事場一緒なんだから何も
心配することないじゃん」
【Seven】にはメンズモデルは
いないはずだけど…。
光輝の仕事って…?
「昔はよく泊まってたじゃん?
今さら遠慮することないって」
そう言いながら微笑む橘香奈。
それを見た光輝は、
「じゃあ…俺も一緒にお世話になります」
そう言いながら深々と頭を下げた。
「いいんだよ光輝。
遠慮なんてするんじゃない。ヨネさん!」



