Seven...YUKI



あたしはお兄さんに渡された紙に
会社と家の住所を書いた。



「あの…克樹さん。
松田を逮捕できますか?」



「…まぁ、俺達が追ってるぐらいだし、
話からすると雪ちゃんは完全に
監禁されてたことになるから
逮捕は十分できる」



「早く逮捕してください!…じゃないと
秘密を知ったことで雪、
あいつに殺されるかもしれなくて」



「分かった。やってみるよ。
ちょっと署に行ってくる」



「お願いします」



光輝はそう言いながら頭をさげた。



それを見てたら少し心が痛む。



なんであたしのためにここまで?



お兄さんが出て行ってすぐに
光輝は口を開いた。



「あの…おじさん。おばさん。
いきなり尋ねておいてあれなんですけど…
お願いしたいことがあるんです」



「どうした?何でも言いなさい」



「…あの。松田が逮捕されるまで
雪、安心して外にも出られないと
思うんです。さっきだって松田の部下に
追われたんで。だから、この事件が
おちつくまでここで預かって
もらえませんか?」



光輝の言葉で顔を見合わせる2人。



「まぁ…。別に私達はかまわないけど
光輝くんはどうするの?」