追ってる?…警察?
「警察!?」
あたしは思わず立ち上がった。
そんなあたしを見てか光輝は、
「克樹さんは警察署の署長なんだ」
「署長…」
なんか…驚きすぎて疲れてきた。
財閥で…トップモデルがいて…
おまけに警察署の署長?
あたしは拍子抜けしてまた
ソファーに座った。
そしてまた続けるお兄さん。
「松田は…この東京で5年前ぐらいから
詐欺を繰り返してる男だ。
その被害額は1億をこえた」
1億…。
だからお金持ちだったんだ。
「警察も捜索をしてるんだが
裏でこそこそと商売していてな。
店をもたずに契約も喫茶店などで
行ってるため居場所が分からない。
雪ちゃん。松田の店に
行ったことあるか?」
「…会社なら行ったことあります。
けど、店には…」
「やっぱりな。その会社って
どこにあるか分かるか?
できれば奴の家も」
「あっ…分かります」



