そう言いながらエンジンを勢いよく
かけてSP達の間を突っ走った。
あたしは急いでヘルメットを深くかぶり
光輝の体にしがみついた。
光輝はこれでもかってくらい
スピードを出して突っ走った。
あたしは必死にしがみついてるのが
精一杯だった。
それにいきなり光輝が曲がるから
それで体が落っこちちゃいそうだった。
それでもなんとか体勢を戻したとき、
バイクじゃとまった。
「雪、大丈夫か?」
「はぁ…疲れた~。光輝飛ばしすぎだよ!
つかまるよ?」
本当に疲れた…死ぬかと思った。
「悪い悪い。まぁ、とりあえず
逃げ切れたんだから。
それより…これからどうすっかな…」
「何が?」
「いや…俺達の場所が分かったなら
もともと施設に張り込んでたって
考える方が自然だろ?
そうすると…施設にさっきの奴らが
尋ねるのも時間の問題。
そうしたら、園長先生は
脅されるんじゃないのか?」
「そうだね…」
「雪のこと調べてるなら当然
俺のことも聞き出すだろうし…。
それを園長先生が教えなかったら
園長先生が危ない…だろ?」



