Seven...YUKI



「…」



よしっ。



やっとおとなしくなった丈を手当てした。



「これで大丈夫」



「おうっ…さんきゅー」



へぇ…お礼言えるんだ…ってか。



「…けんか?」



「あ?…関係ねぇよ」



「やめなよ、そんなこと」



「うるせぇ!さっさとどっか行けよ」



何こいつ?



手当てしてあげたのに…。



「お母さんとお父さん。
あんたのために頑張ってるのに…」



そう呟いた時、
あたしは丈に押し倒された。



「ちょっ!何すんの…」



「知ったような口聞くんじゃねぇよ」



え…。



「母さんと父さんが頑張ってる?
そんなわけねぇだろ」



「なんでそう決めつけんの?
園長先生にそう言って
あんたを預けたって…」