Seven...YUKI



「なっなっなっ!!」



「お前本当に中1か~?」



「何なの!?年上だからってえらそう…」



怒りをぶつけながら近づいた時。



暗闇でよく見えなかったけど
今は月の光に照らされて分かる。



顔はあざだらけで口からは血が出てる。



息切れしてるし服も少し切れて
血が出てるみたい。



「あぁ?なんだ?」



「えっ…血…」



「あぁ…こんなのたいしたこと…っ!」



あぁ~…。



「ちょっと待ってて!」



丈をその場に待たせてあたしは
救急箱を取りに行った。



「ほら」



「え…いいよ」



「よくない!ここからばい菌入ったら
どうすんの?」



「うるせぇな!…ってぇ!」



「ほら!そんなに血が出てたら
絶対やばいって!おとなしくして?」