そのままマンションから出て
ひたすら走った。
でも…この街を知らないから
どこにいるのかも分からない。
気がついたらあたしが男の人と出逢った
あの路地についていた。
そのまま奥に進むと小さな公園。
ここに居よう。
薄暗いし…あたしにはちょうどいい。
あたしは公園の真ん中にある
どかんの中に入った。
そこにしゃがんで丸くなる。
…なんであんなこと言っちゃたんだろう。
だって…いくらあたしが泣いてたからって
一晩あたしを泊めてくれたんだよ?
ご飯に…お風呂に…寝るとこ。
次の日のご飯代だって…。
あんなに優しい人に…あんなこと。
でも…悲しかった。
出てけなんて言われて…。
また…。
あたしどれだけ泣いてんだろう。
本当に枯れることのないあたしの涙。



