掴まれた手を思い切り離して睨んだ。
「…お願い。置いて」
「無理だ」
即答のその人。
「ほんのちょっと…あと少しそれが
積み重なってずっと居ることに
なるのが目に見えてる」
…そんなこと。
「じゃあなんで私のことこの家に
連れてきたの?」
「それは…」
「クリスマスだから1人じゃ寂しいとか
思ってたんじゃないの?」
こんなこと…言いたくない。
言っちゃ…だめなのに。
「やらしいこととか
考えてたんじゃないの!!!」
ぱちんっ
あたしがそう言った瞬間
あたしの頬に飛んできた平手打ち。
あたしは頬を押さえながら見つめた。
泣きそうになるのをこらえながら、
「…分かった。
出てけばいいんでしょ!!!」
あたしは男の人を通り過ぎて
部屋から出て行った。



