roadside stone love

バスに揺られながら、考え事をする。

今日はどう過ごそうかとか、給食は何かとか。
そんなくだらないことを考えていたら、まぶたが重くなってきた。

「いかんいかん」

そう言ってペちんと頬を軽く叩く。
ふと横を見ると、隣に座るゆかが苦笑しながら俺の方を見ていた。

「眠そうだね」

「まあね」

お互い笑った。

学校に着くまで、残り15分弱。
それまで――――――寝よう。