もしもこの世界がバラ色なら私は幸せなのでしょうか。

それから三日後、藍は目を覚ました。



「ん、んん」





「藍?俺がわかる?」



「健人?私……」


藍が何かを言い終わる前に抱きしめる。



「どうしたの?」


「ずっと眠ってたんだ……」


「通り魔に襲われて」


「あ、あ、」


これは言わない方が良かったか……


藍が震え始めた…。