もしもこの世界がバラ色なら私は幸せなのでしょうか。

陽向が病室に入ってきて、そう俺に問う。



正直そんなに寝てない……

家に帰ってもシャワーを浴びるだけ、


「帰って寝ろ。ちゃんとした場所で。」


今の俺に素直に頷けるほど余裕はない



「藍ちゃんが目覚ましても、お前が倒れたら、藍ちゃんは喜ばねぇぞ?」