名前を呼ばれ、振り向くと、眩しいくらいの爽やかな笑顔をうかべた速水先輩がいた。 「速水先輩!昨日はありがとうございました。わざわざ家まで送ってもらって申し訳ないです、」 「大丈夫だよ。僕がしたくてやったんだから。それより今度の土曜日暇?」 「はい、でもどうしてですか?」 「良かった。友達と行くって言ってた映画、そいつ行けなくなっちゃって代わりの人探してたんだ。」 「そうなんですね、私でいいんですか?」 「ん?奈瑠ちゃんがいいんだよ、行ってくれない?」