仕方なく私は一人で歩きだした。


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「んっ…ふ…んあ…」

どっどうしましょう…。

「や……んんっ…」

中庭のベンチから声がする。

あれから一人でここにきた私は、いつも成ちゃんと座っている、このベンチに行こうとした。

けど………。先約がいたみたいだったので諦めようとしたら……

今のような声が聞こえてきて、私はフリーズした。

そしてとっさに隠れて今の状況にいるわけなんですが……

「しゅ…ん…だめ…こんな…とこで…んんっ」

余りにも凄すぎて私は動けなくなってしまったのです…

多分…いや絶対私の顔は真っ赤だ…。顔が熱いです…うぅっ涙がぁ…

もうなにがなんだかわからなくて私の目からは涙が零れ落ちた。