「本城さんはさ、将来の夢ってある?」
「私の夢はまだないよ。だから自分の夢をしっか
り持っている蓮くんがうらやましいよ。」
「そんなことないよ。俺さ、小さい頃に女の子に
俳優になってって言われた。私がいつでも見つけ
られるように。って。俺はその子のことが好きだ
った。でもある日俺は引っ越すことになった。そ
したら女の子が、引っ越す時に俺に向かって大嫌
いって言ったんだ。当時俺はショックすぎてとに
かく泣いた。その日を境に女の子の名前だけは思
い出せなくなった。俳優をしてればいつかその子
に逢えるかなって思いながら仕事をしている俺な
んか凄くないよ。」

