……ふわっ 。
私の頭にレイの手がポンッと触れた。
「……!?」
「最近よく泣いてるけど、無理すんなよ。
……これ、やるよ。」
さっき持っていた 青い ビー玉を
わたしに 渡してきた。
「屋上に来た時は、俺が友達になってやるよ。」
そう言って、扉の方へ歩いて行った。
「……あの……!レイ……!さん……」
わたしは咄嗟にレイに声を掛けた。
「……ありがとう、ございます。」
レイは立ち止まって振り向くと、
手を振って屋上から出て行った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…