ビー玉の初恋。

知らない人と 話すの

すごく苦手だけど、

このレイという青年、
別に悪い人では 無さそう だった。

「……授業はサボったらダメですよ……」

「まぁなー。毎回サボってるわけじゃねぇから大丈夫だよ。……よっ、と。」

軽々とジャンプし、下に降りたレイは
ベンチに座る私の元に近寄ってきた。

近くで男の人を見たことなんて
ほとんどないから
少し ドキッと した 。