それからというもの、

どんな顔でレイに会えばいいのかわからず、
適当な理由をつけては、
屋上に行くことを避け
中庭でまたひとりランチをするようになった。

レイと屋上で、他愛もない会話をしては
笑って一緒にご飯を食べてはずなのに。
心が空っぽになったような気分だった。

「……美味しくないじゃんか。」

自然と涙が零れた。

また、泣き虫なわたしに
逆戻りだ。