ビー玉の初恋。

何も見ていないという振る舞いをし、
平然を装って、もう一度屋上に戻った。

レイの姿が見える。

ビー玉の瓶を寂しそうに
眺めていた。

わたしは、思い切って叫んだ。

「……レ……レイ……!」

……心臓がドキドキドキドキしてるの。
おさまって……お願い……。

「レイ」と、初めて口にした。

その声にレイは驚き、振り向いた。