「そか。おつかれ。あ、そうだ、珍しく俺もお昼持ってきたんだぜ。」

そう言って、購買で買ったパンを片手に
笑って見せた。

「一緒に食べようぜ」

出会った時と同じように、
軽くジャンプして、私の元に降りてきた。

……ドキッ。

「……今日は上じゃないの?」

「ミウがよく座ってるベンチでさ、
たまには食べようぜ。」

レイはベンチに座ると、
トントン、と 隣を叩いた。

わたしはレイの隣に座り、
お弁当を開く。

「……いただきます。」