ビー玉の初恋。

「…涼しいな。
あ、そうだ。」

そう言ってレイはポケットから何かを取り出した。

コロン……と音を立てて、
ビー玉が詰まった小さな瓶を見せてきた。

「わわ……綺麗……」
思わず声が出てしまった。

瓶の中でキラキラ光るビー玉が
とても綺麗で 思わず見とれてしまう。

「ビー玉ってほんと綺麗でさ……こうやって瓶に詰めて飾るとおしゃれじゃね?」

レイはそう言ってにっと笑った。