ーー5年後。

Cloverは世界デビューをして更に人気が高まっている。

そして、あの日から湊くんとは連絡も取ってないしあってない。

ただずっと彼を信じてずっと待っている。


ピーンポーン


インターフォンがなる。


なんか頼んだっけな、なんて考えながらドアを開けるとそこには黒いスーツ姿の湊くんがいた。

「な、んで…」

「迎えにいくって言ったじゃん。
改めて俺と結婚を前提に付き合ってくれませんか?」


「はいっ」

私はそういう湊くんに抱きついた。

「もう我慢しなくていいよね?」

「う、んっっっ」

うん、と言おうとしたら唇を奪われた。

重なる唇から湊くんの愛が伝わって

甘い熱に酔いしれた。


fin