痛む後ろ足を見ると、薄茶色の毛並みに黒色の矢が突き刺さっているのが見えた。普段なら黄金色の毛並みが真っ赤に染まっている。
(痛い……。けど、逃げなきゃ)
ミレイナは矢が突き刺さったままの足を引きずり、必死に進む。生い茂る緑色の視界が霞み、急激な寒さを感じ、それ以上進むことができなくなった。
どれくらいそこにいただろう。いつの間にか騒がしかった辺りはシーンと静まりかえる。
どちらが勝ったのかはわからないけれど、勝敗が決したのだろう。
(私、ここで死んじゃうのかな……)
目を閉じると聞こえてくるのは、草木を揺らす風の音、鳥が羽ばたくような音、何かの大きな足音……。
ペットショップで働いていたときに世話していた犬に舐められたときのような不思議な感触を頬に感じ、ミレイナは薄らと目を開けた。
視線だけを動かすとシベリアンハスキーに似た巨大な犬が自分を舐めていた。
(夢?)
(痛い……。けど、逃げなきゃ)
ミレイナは矢が突き刺さったままの足を引きずり、必死に進む。生い茂る緑色の視界が霞み、急激な寒さを感じ、それ以上進むことができなくなった。
どれくらいそこにいただろう。いつの間にか騒がしかった辺りはシーンと静まりかえる。
どちらが勝ったのかはわからないけれど、勝敗が決したのだろう。
(私、ここで死んじゃうのかな……)
目を閉じると聞こえてくるのは、草木を揺らす風の音、鳥が羽ばたくような音、何かの大きな足音……。
ペットショップで働いていたときに世話していた犬に舐められたときのような不思議な感触を頬に感じ、ミレイナは薄らと目を開けた。
視線だけを動かすとシベリアンハスキーに似た巨大な犬が自分を舐めていた。
(夢?)



