竜王陛下のもふもふお世話係~転生した平凡女子に溺愛フラグが立ちました~

「まあまあだ」

 ジェラールはぶっきらぼうに答える。
 しかし、長年の付き合いであるラルフにはわかる。端から見るとわかりにくいジェラールだが、よく見ると口の端がほんの少しだけ上がっているのだ。

 これは通常の人間であれば鼻歌を鳴らし、犬で尻尾があればブンブンと振られていることが明らかなくらいに機嫌がよい。

(ミレイナ嬢、ありがとう!)

 これで今日も執務が絶好調に進むことだろう。
 こうしてラングール国の平和は今日も守られるのだった。

〈了〉