竜王陛下のもふもふお世話係~転生した平凡女子に溺愛フラグが立ちました~

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 辺境伯がラルフを始めとするジェラールの部下達に縛り上げられる様子を、ミレイナは呆然と見守った。

「後ほどこいつを連れて、アリスタ国王に抗議に行く。まずは下で見張らせておけ」

 ジェラールの指示に、ラルフは辺境伯達を引きずって下へと降りていった。
 ミレイナとジェラール以外誰もいなくなった部屋は不気味なほどに静まりかえり、静謐が辺りを覆っていた。

「ミレイナ、お前は──」

 その沈黙を破るように、ジェラールが口を開く。

「お前は、ララなのか?」

 その問いかけに、ミレイナはびくりと肩を震わせて恐る恐るジェラールを見る。ジェラールの空のような透き通った水色の瞳と目が合った。

 遂に、知られてしまった。
 ウサギの姿から目の前で人間に変わったのだから、気付かれないわけがない。