◇ ◇ ◇
辺境伯がラルフを始めとするジェラールの部下達に縛り上げられる様子を、ミレイナは呆然と見守った。
「後ほどこいつを連れて、アリスタ国王に抗議に行く。まずは下で見張らせておけ」
ジェラールの指示に、ラルフは辺境伯達を引きずって下へと降りていった。
ミレイナとジェラール以外誰もいなくなった部屋は不気味なほどに静まりかえり、静謐が辺りを覆っていた。
「ミレイナ、お前は──」
その沈黙を破るように、ジェラールが口を開く。
「お前は、ララなのか?」
その問いかけに、ミレイナはびくりと肩を震わせて恐る恐るジェラールを見る。ジェラールの空のような透き通った水色の瞳と目が合った。
遂に、知られてしまった。
ウサギの姿から目の前で人間に変わったのだから、気付かれないわけがない。
辺境伯がラルフを始めとするジェラールの部下達に縛り上げられる様子を、ミレイナは呆然と見守った。
「後ほどこいつを連れて、アリスタ国王に抗議に行く。まずは下で見張らせておけ」
ジェラールの指示に、ラルフは辺境伯達を引きずって下へと降りていった。
ミレイナとジェラール以外誰もいなくなった部屋は不気味なほどに静まりかえり、静謐が辺りを覆っていた。
「ミレイナ、お前は──」
その沈黙を破るように、ジェラールが口を開く。
「お前は、ララなのか?」
その問いかけに、ミレイナはびくりと肩を震わせて恐る恐るジェラールを見る。ジェラールの空のような透き通った水色の瞳と目が合った。
遂に、知られてしまった。
ウサギの姿から目の前で人間に変わったのだから、気付かれないわけがない。



