竜王陛下のもふもふお世話係~転生した平凡女子に溺愛フラグが立ちました~

 ジェラールはもう一度調査報告書の文字を目で追う。

 ミレイナがララであることはもはや疑いようがない。
 思った以上に近くにいたことに、そして元気でいたことに、自然と笑みが漏れる。

「でも、なんで急にこんなことを調べようと思ったんですか? 奴隷が必要なんですか?」

 ラルフが解せない様子で、ジェラール視線を向ける。

「奴隷は必要ない。興味があっただけだ」

 ジェラールは持っていたグラスをローテーブルに置くと、片手を振る。

 そう、興味があった。
 彼女のことをもっと知りたい。
 こんなに異性に興味を持ったのは、生まれて初めてだ。