(あっち?)
少し左に目を向けると、崖の中腹に少し窪んだ場所があり、声は確かにそこから聞こえてくる。高さにすると十メートルくらいある。
「クレッグ君!」
ミレイナは両手を筒型に合わせると口に当て、そこに向かって叫ぶ。すると、その穴からひょこりと小さな男の子が顔を出した。限りなく銀に近いプラチナブロンドの髪に青い瞳の、可愛らしい男の子だ。泣いていたせいで、顔は涙でぐっしょりと濡れている。
「助けて! 降りられないの」
クレッグがミレイナに対して叫ぶ。
「待ってるから、竜になって下りておいで」
「無理だよ。怖いよ! 助けて!」
自分で竜化してそこに行ったのだから同じように竜化すれば下りられるはずだが、クレッグは顔を歪ませる。
(どうしよう。あんな高いところ、登れないわ)
少し左に目を向けると、崖の中腹に少し窪んだ場所があり、声は確かにそこから聞こえてくる。高さにすると十メートルくらいある。
「クレッグ君!」
ミレイナは両手を筒型に合わせると口に当て、そこに向かって叫ぶ。すると、その穴からひょこりと小さな男の子が顔を出した。限りなく銀に近いプラチナブロンドの髪に青い瞳の、可愛らしい男の子だ。泣いていたせいで、顔は涙でぐっしょりと濡れている。
「助けて! 降りられないの」
クレッグがミレイナに対して叫ぶ。
「待ってるから、竜になって下りておいで」
「無理だよ。怖いよ! 助けて!」
自分で竜化してそこに行ったのだから同じように竜化すれば下りられるはずだが、クレッグは顔を歪ませる。
(どうしよう。あんな高いところ、登れないわ)



