露天商の店主は人のよい笑みを浮かべてナツメヤシをカップで掬うと、それを順番に紙袋に入れた。
リンダもドライフルーツを買っていたのでそれを待っている間に、ミレイナは袋からひとつ、ナツメヤシを取り出す。
口に入れて噛むと、予想より柔らかな食感がして甘さが広がった。
(甘くて美味しい)
これが大好きだとは、ジェラールはあのクールな見かけによらず甘党なのかもしれない。
そんなことを思って表情を綻ばせていると、商品を買い終えて紙袋を持ったリンダが不思議そうにこちらを見つめていた。
「ミレイナ、楽しそうだね?」
「え? そうかな?」
「ナツメヤシがそんなに好きだなんて知らなかったわ。二袋も買うなんて」
リンダの視線はミレイナの手元に向いている。
「あはは。美味しいよね」
ミレイナはへらりと笑って誤魔化す。
リンダもドライフルーツを買っていたのでそれを待っている間に、ミレイナは袋からひとつ、ナツメヤシを取り出す。
口に入れて噛むと、予想より柔らかな食感がして甘さが広がった。
(甘くて美味しい)
これが大好きだとは、ジェラールはあのクールな見かけによらず甘党なのかもしれない。
そんなことを思って表情を綻ばせていると、商品を買い終えて紙袋を持ったリンダが不思議そうにこちらを見つめていた。
「ミレイナ、楽しそうだね?」
「え? そうかな?」
「ナツメヤシがそんなに好きだなんて知らなかったわ。二袋も買うなんて」
リンダの視線はミレイナの手元に向いている。
「あはは。美味しいよね」
ミレイナはへらりと笑って誤魔化す。



