竜王陛下のもふもふお世話係~転生した平凡女子に溺愛フラグが立ちました~

 静かな、けれど冷ややかな声色に、ミレイナは思わず震えそうになる。
 けれど、ジェラールから視線を外したところでゴーランの金色のつぶらな瞳と目が合い、これではいけないと思い立ってもう一度勇気を奮い立たせた。

「違います。魔獣の保護獣舎を改築したいのです」
「改築?」
「はい。あのように狭い空間に長時間閉じ込められると、彼らもストレスを感じます。もっと、子供らしく遊べる場所が必要です。だから、あの周りの空地にあの子達の遊び場を作ってほしいのです」

 前世で働いていたペットショップでも、散歩を怠ると犬が強いストレスを感じて自分の尻尾を噛むなどの自傷行為をしたり、お客さまに対して牙をむくなどの問題行為をすることがあった。

 ましてや、彼らは元々自然の中で暮らしていたのだからなおさらだ。

「その遊び場があれば、彼らのストレスがなくなると?」