叶わぬ恋をしました。



そして、待ちに待ってない放課後。



「結那、帰ろー?」



呑気に話しかけて来たのは日向麻里で、その隣にいるのは椎名美妃。


この2人と美波と私の4人で行動することが多く、いつもはお昼も一緒に食べる。


まぁ、今日は美波があの動画を見るために私と2人がいいって言ったから2人で食べたんだけど。



「あー、結那は今日一緒に帰れないよ?」



私が答えるより先に、何故か美波が反応する。



「え? なにかあるの?」



不思議そうに聞く美妃に、苦笑いを向ける。



「ちょっと呼び出されてて……」


「そうそう! あの白石先生からのお呼び出しだよ♡」



あのー、さっきも言ったけど、あんたのせいだからね、美波?


もう一度美波をジロっと睨むと、美波はふざけて麻里の後ろに隠れた。



「白石先生からの……?」



美妃が心配そうに私を見る。



「うん、スマホとられちゃって。だからみんな、今日は先帰ってて!」



そう言って、私は……あれ、どこに行けばいいんだっけ?


確か、先生は「俺んとこ来い」って言ったような……。


いや、俺んとこってどこよ。


こっちは先生の居場所なんていちいち把握してないんですけど。


とりあえず、職員室に行ってみるか。