叶わぬ恋をしました。



私が1人しんみりしていると、昼休みの終わりを告げるチャイムがなった。



「次の時間数学じゃん! 白石先生だよー♡」



イケメン好きの美波は嬉しそうにはしゃぐ。


……あんた彼氏いるでしょ。



「数学かぁ……確かに白石先生はかっこいいけど、数学はやだな」


「私もー!」



麻里の言葉に賛同する私。


ほんとに、数学って大嫌いなんだよね。


あんなの将来絶対使わない。



「結那は数学だけ苦手だもんね」



クスクス笑いながら言う美妃に私は口を尖らせる。



「いいよね、美妃は。数学得意で!」


「私は数学だけだよ。それに、先生の教え方が上手なだけだから」



そう言って、ほんのり顔を赤らめる美妃。


ほんと、照れ屋さんなんだから。



「そんなに教え方上手いかな? 私全然分かんないよ?」



━━━━━バコッ


突然、後ろから頭を叩かれた。


バコッていった、バコッて……!!