君は私にとって、大切な人。


私を唯一理解してくれる人。


神様からの贈り物だと思っているぐらい。



だけど、だけどね、怖いんだ。



いつか、君が遠くへ


行ってしまいそうで、怖いんだ。



君が私の隣からいなくなったら、


私はきっと、孤独になる。


心の拠り所が、無くなってしまうだろう。



そして、君は私よりも


広い世界に生きている。


ふとある時、風が君を遠くへさらって、


二度と会えなくなってしまいそうな


気がするんだ。



だから、わがままを言わせて。



どうか、私を置いていかないで。



私は、ずっと一人でいられるほど強くない。


色んな人と繋がれるほどの器用さも


持ち合わせていない。



どうか、置いていかないで。



隣にいてくれるだけでいい。


それ以上のことは望まないから。



孤独と疎外感は嫌というほど味わってきた。


心が麻痺して、


何にも感じられなくなりそうなほどに。



そんな気持ちを忘れさせてくれるのは、


君だけ。


君だけしかいない。




だから、私を置いていかないで。


一人にしないで。



本当に、そばにいてくれるだけでいいから。


それだけで、十分だから……………。