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「どうしたの? ぼーっとして」
一時間目が終わった休み時間、グリムがあたしに聞いてくる。
「うん?」
「考え事? 何か悩みでもあるの?」
「……まあ、 いろいろ……」
「え⁉︎ 珍しくない⁉︎ 美空が悩むなんて!」
「悩むっていうか、 それもあるけど……」
「……? なに?」
「思い出したんだ、風紀委員の言葉。 湧人が、何か言ってくれてたんだ」
「……王子?」
「うん。 だから風紀委員、最近うるさくなかったんだ。 今日は捕まっちゃったけど」
「……へぇ、」
「あたし知らなくて。 そうだったんだって分かったら、なんか心があったかくて……」
「…………」
「やっぱり湧人だ。 昔から、いつもあたしを気にかけてくれて……」
「…………」
何故かグリムが下を向く。
「王子だけじゃないよ」
ボソッとあたしにつぶやいた。
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「どうしたの? ぼーっとして」
一時間目が終わった休み時間、グリムがあたしに聞いてくる。
「うん?」
「考え事? 何か悩みでもあるの?」
「……まあ、 いろいろ……」
「え⁉︎ 珍しくない⁉︎ 美空が悩むなんて!」
「悩むっていうか、 それもあるけど……」
「……? なに?」
「思い出したんだ、風紀委員の言葉。 湧人が、何か言ってくれてたんだ」
「……王子?」
「うん。 だから風紀委員、最近うるさくなかったんだ。 今日は捕まっちゃったけど」
「……へぇ、」
「あたし知らなくて。 そうだったんだって分かったら、なんか心があったかくて……」
「…………」
「やっぱり湧人だ。 昔から、いつもあたしを気にかけてくれて……」
「…………」
何故かグリムが下を向く。
「王子だけじゃないよ」
ボソッとあたしにつぶやいた。


