SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を


「ごめん電話。 音、 切ってなかったみたいだ」


あたしは着信相手の電話に出る。


「……?」


何も言わず、すぐに電話を切ってしまった。


「……美空? 電話、いいの?」


「あ〜、うん。 アルバイトの社長、酔っ払って間違い電話。 しょっちゅうだから別にいいんだ」


「……ふうん……」


湧人の視線があたしのスマホに貼り付いている。


……あ、 そっか、


「「番号」」


声がかぶってハッとする。


「……ふっ、」


湧人があたしに微笑んだ。


「そういえばまだ聞けてなかったよね」


「うん、佑影がジャマした」


「番号、教えてくれる?」


「うん。 でも、相変わらずやり方が分からなくて……」


「大丈夫。 オレがやるから」


「じゃあ、 はいこれ」


ポンと湧人にスマホを渡す。


「あ〜、ついでに、メールのやり方、教えてくれない? あたし、電話以外まだ使えてないんだ」


「分かった。 じゃあ、オレの部屋、来る?」


湧人はにこっと微笑んだ。