SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を


「……大丈夫? さっき、ちゃんと前を見て歩かないと危ないって言おうとしたんだけど……」


「…………」


急に湧人と体が密着する。

何故だか胸がドクン! となった。


「……美空?」


「……あ、」


「どうかした?」


「ううん、 なんでもない」


ハッとなり、あたしは首を横に振る。


「……さ、 行こ?」


「うん」


また、一緒に歩き出した。


「ねえ、 さっきの話だけど」


「……なんだっけ?」


「オレの表情があんまりなくなったってやつ。 それ、たぶんもう解消できるかも」


「……え?」


「ううん、必ず解消する。 美空がそばにいてくれたら……」


「……え、 ……あ、 ……うん?」


よく分からないまま答えるあたしに湧人は少し微笑んだ。