「あたしらがうまく言っとくから!」
「そおそ、あたしたち湧人様からの信頼厚いし」
「でも足りない分ペナルティはあるけどね〜!」
「……ペナルティ?」
「明日までにまた5万! 払えなかったら速攻ここから出て行く事!」
「……え?」
「そんな驚く事じゃないよ!」
「いつまでもアンタがここにいる方がおかしい!」
「湧人様の気持ちになって考えてみなよ! 嫌いなやつと毎日顔合わせたくないじゃん!」
「…………」
「そんな事、ウチらに言われなくたって普通は自分で気付くもんだけどね〜」
「あんたの場合鈍感だからね! ウチらが教えてあげてんの!」
「…………」
「あんたも湧人様の事が好きだったら相手の為を思って行動しなよ!」
「アンタを見るたび嫌な気持ちになる湧人様がかわいそうだと思わないの⁉︎」
「これ以上嫌われたくないんだったら、早くここから出て行くんだね!」
そう言うと三人は部屋を後にする。
「…………」
……そうか……
……相手の為……
……湧人の、為……
何度も頭の中で繰り返しながら、あたしは床に残された残飯をしばらくぼーっと見つめていた。


