SignⅡ〜銀の恋人と無限の愛を

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「…………」


それから、あたしはずっと部屋にいた。

食事をとらず、飲み物も飲まず、夜になるまでただベッドに横になっていて……

また、いろんな事を考えてる……


——ドンドン!


「「いるんでしょ!」」


誰かが部屋に入ってきた。


「まったく、何であたしらがこんな事!」
「こんなやつ放っておけばいいのにさ!」
「もともと面倒見る必要もなくない⁉︎」


「……?」


入ってきたのは調理担当のメイド三人組だった。

三人はあたしを見るなり嫌々そうな顔をする。


「ほーら、思った通りだよ!」
「風邪かもしれないなんてさ!」
「全然ケロッとしてんじゃん!」


それぞれ何か食べ物を乗せたトレイを手に持って、なにやらブツブツ言っている。


「あのねえ! 私たちも忙しいの!」
「だから下手な演技やめてくれる!」


「……え?」


「どうせ気でも引こうとしたんでしょ!」
「わざと雨に濡れて帰ってきたりしてさ!」

「風邪ひいたふりすれば心配してくれるとでも思ったの⁉︎ バカじゃないの!」


すると三人は持っていたトレイを床に落とす。


「アンタに差し入れる飯はないよ!」
「食いたかったらコレでも食えっ!」


そう言うと今落とした食べ物を足で容赦なく踏みつけた。


「…………」


あたしはグチャグチャになった食べ物を見つめてる……

はっきり言って、三人が何を言っているのか、どうしてこんな事をするのか分からない。