「「あははははっ!」」
「「ザマァ! いい気味っ!!」」
「めっちゃ王子に嫌われてんじゃん!」
「良かったぁ〜! やっと王子もコイツの性格の悪さに気付いたんだ⁉︎」
「…………」
「……にしても、嫌われてんのに普通こんなに会いに来るか⁉︎」
「うっざ! ストーカーもいい加減にしてくれる⁉︎」
「…………」
「なに黙ってんだよ!」
「言いたい事があるなら言えば?」
「…………」
「「シカトかよ!」」
「「ムカつく!!」」
——ドンッ!
女たちに突き飛ばされ、あたしはバランスを崩して倒れ込む。
「「……フン!!」」
「「行こ行こ!!」」
女たちはあたしの前から立ち去った。
「…………」
……嫌われてる、か……
その言葉がドンと重くのしかかる。
衣子は違うって言ったけど、さすがにあたしも感じてる……
最近の湧人の冷たい態度……
やっぱり、あたし、湧人に嫌われてるんだ……
「…………」
なんだか下ばかり見て全然顔を上げられない。
授業を受ける気にもなれず、あたしは一人屋上へ行った。


