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「どうしたの〜美空? なにかあった?」
休み時間、ニヤニヤしながらグリムがあたしに聞いてくる。
「……え、」
「だって明らかにおかしいもん。 王子と何かあったんでしょ?」
「……う、ん……」
「なになに? 何があったの⁉︎」
「……えっと……」
あたしは視線を泳がせる。
そこへ、
「おい!」
佑影が話に割り込んできた。
「どうでもいいが、お前、浮つくにも程があるんじゃねぇのか!」
「……え?」
「注意力が散漫だと言っている! そんな状態でまたこの間のようなのに出くわしたらどうする! 役目だって今のお前には——」
「佑影! 声が大きい!」
「……っ、チッ、せめてもっと周りにアンテナ張っとけ! 最近酷いぞ、モノは失くすわ忘れるわ! よく転ぶわビショ濡れだわ……!」
「あ〜、 それは……」
知らない間に勝手にモノがなくなる不思議……
何故か廊下に糸が張っていたり、今も制服が湿っているのはさっき上から水風船が落ちてきたから……
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「どうしたの〜美空? なにかあった?」
休み時間、ニヤニヤしながらグリムがあたしに聞いてくる。
「……え、」
「だって明らかにおかしいもん。 王子と何かあったんでしょ?」
「……う、ん……」
「なになに? 何があったの⁉︎」
「……えっと……」
あたしは視線を泳がせる。
そこへ、
「おい!」
佑影が話に割り込んできた。
「どうでもいいが、お前、浮つくにも程があるんじゃねぇのか!」
「……え?」
「注意力が散漫だと言っている! そんな状態でまたこの間のようなのに出くわしたらどうする! 役目だって今のお前には——」
「佑影! 声が大きい!」
「……っ、チッ、せめてもっと周りにアンテナ張っとけ! 最近酷いぞ、モノは失くすわ忘れるわ! よく転ぶわビショ濡れだわ……!」
「あ〜、 それは……」
知らない間に勝手にモノがなくなる不思議……
何故か廊下に糸が張っていたり、今も制服が湿っているのはさっき上から水風船が落ちてきたから……


